雨季のシーズンとヤオ族 

サワディーチャーオ

チェンマイ駐在員Fuです。

タイの雨季は続いています。今年の厚さもすごかったですが、雨も例年より長く、ここのところ日本の梅雨のように長い時間降っていることが多いです。タイの人はあまり傘を持ち歩きませんが、最近傘を持っている人を見かけます。

そんな中、夜中にトゥッケー(ゲッコウの大きいの)が姿を現します。夜行性なので、携帯でこの程度しか撮れませんでしたが、何とか撮ることができました!!!!このトゥッケーはシッポまでで25㎝くらいですが、30㎝位のトゥッケーも目撃したことがあります!鳴き声がカワイクて、大音量ですが、“トゥッケー・ トゥッケー・ トゥッケー・ トゥッケー・ フォッ………”と 鳴きます。ヤモリは日常見ることができますが、トゥッケーはなかなかお目にかかれないので、ラッキーです。

因みに ヤモリは “ケケケケ”と人をバカにしたよう鳴きます。。。

 

トゥっケー トゥっケー2 トゥッケー3

 

今回はメーリムの民族の村でヤオ族の写真を撮ることができたので、ちょっと紹介いたします。

ゾウ近くにある象乗り体験の象が村までやってきています。

あ。いました。ヤオ族!!!襟元の毛糸のショールのようなものが特徴です。

ヤオ2

刺繍の技術は他の民族に比べかなりのレベルです。

ヤオ3

ヘッド飾りのスカーフにも細かい刺繍が

(こんな風に巻くのですね) ヤオ4

伝統の”格子刺し”です。表裏が同じ模様になるように刺します。今ではこの縦横に刺す刺繍のできる人がいないとか……大変貴重になっています。

 

ヤオ6

ヤオ5

それでは、今回はこのあたりで、

また次回、他の民族もご紹介いたします。

サワディーチヤーオ♪

どら かま

ジョムトムの絞り染め

サワディーチャーオ
チェンマイ駐在員 Fuです。
もうすぐ6月になります。
チェンマイも40℃を超える猛暑の時季が過ぎ、雨季がスタートしています。
雨が降ると涼しくなって良いのですが、激しい雷雨は停電になるので、ちょっと困ります。
先週は2-3日連続で、夕方から深夜にかけて停電でした。ロウソク生活です。
停電なので、もちろん扇風機も動きません。真っ暗な蒸し暑い部屋にロウソクの灯りとゲッコウの鳴き声。。日本ではなかなか味わえるものではないです。でもこの時期 ここでは日常で皆さん慣れたものです。

先日、移動していたら激しいスコールが!!!
自然が多いので、中々雨宿り出来るところがありません。
びしょびしょになりながら かすかな視界から一瞬 ふなっしー が見えました。ふなっしー!? ??? まさか?!!!!
目の錯覚だと思い、ちょっと可笑しくて、自分でも笑ってしまいましたが、後日気になって同じ道を通ってみました。
ふな1
ふな2
ふな3
ふな4
ふな5

ふなっしー!いたー!!!

手造りのふなっしーでした(^-^)/
ちょっとうれしいですね。こんな光景は。(本物のふなっしーは元気かな?)

さてさて、
マライカでは路面店が続々オープンしております。
タイからもいろいろな商品が届けられています。
チェンマイからはジョムトムの絞り染めの衣料が入荷しています。
サルーコットン という、インドの綿ボイルよりちょっと厚手ですが、タイで扱うコットンの中では一番薄手のものです。
生地を手に取ると、ああ タイのコットン!!! という感じです。やわらかくてリピーターさんの多い素材です。無地やタイダイが多いのですが、今回はナチュラルダイの絞り染めを柔らかいサルーコットンに施しました。

天然の藍を使う方が減ってきている中、藍の葉を手間暇かけて使っています。ご存知黒檀の実を潰して焦げ茶色を。その他チェンマイで取れるパドゥ(ローズウッド)の木の樹皮を煮出して赤茶色を、ティウコンというタイにある木の樹皮を煮出してこちらは少し緑ががった色になります。
このティウコンは染めた後黒いビニールをかけて、天日に当てます。
この天日が重要で、天日がないと緑色に発色しません。天気が良くないとできない作業です。今回はタイの冬(11月~1月)の乾季の間の作業だったので、良い色になりました。(今の時期だったら大変です。雨が多くて作業ができません。)
黒檀の実は9月にしか取れなく、染めに適するのは1年間水に漬けておいた実だけです。
この様な条件のもとで染が行われるのです。
本当にこの作業が好きじゃないとできないですね。
藍2
藍1
パドゥ
ジョムトム 染め
絞りの風景
絞り3色

こちらはオンラインショップや店舗にありますので、手にとって天然の染めの色に触れてみてください。(店舗により在庫がないこともあります。ご確認後 ご来店ください。)

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それでは、また
サワディチヤーオ
どら

白モン族のろうけつ染め

サワディチャーオ
チェンマイ駐在員Fuです。日本はいよいよGWスタートですね
チェンマイのお祭り、ソンクラーンのお休みも終わり、タイは通常にもどっています。
でもこの時期は学生は夏休みです。なんていったって一年で一番暑い時期です。
チェンマイは猛暑です!!!
深夜に28℃くらいになりますが、朝目覚めてから寝るまでは30℃を下回ることがありません。
ここのところ午後二時~五時までは42℃になります。
特に今年はひどい暑さです。
今年のソクンクラーン(水かけ祭り)も水不足で3日間のうち1日は時間短縮でした。

そしてこの時期のお花ラーチャブルックも咲き乱れています。
ラーチャブルック
もう一つ!この時期の物といえば“マンゴー”(マムアン)です。

マムアン1
マムアン3

マムアン6
黄色いマンゴーもおいしいですが、自分としては青マンゴーがお勧めです。
黄色いマンゴーは甘くて凍らして食べるのが絶妙なのですが、
青マンゴーは実の詰まった青りんごのような酸っぱい味で、少し熟すると 黄色マンゴーのようにジュクジュクにならず、程よい甘さでこれが大変旨いのです。

タイの方はこの青マンゴーを唐辛子と塩を付けて食べます。
マムアン5

さてさて、久し振りにお仕事のお話です*(^_^)/*(ヤットダニャ~)
ここのところマライカでは続々と商品が入荷しています。
チェンマイからも白モン族のろうけつ染めの洋服が入荷しました。

タイのモン族と言えば黒モン族が多いのですが、白モン族の方と偶然知り合えまして洋服を作ってもらうことになりました。モン族と言えばロウろつ染めと刺繍ですが、今回はロウケツ染めをお願いしました。

白モン12

白モン13

木版で模様を作りろうを付けて版を押していきます。

白モン11

白モン10

白モン14
このように家族ぐるみで仕事をこなしていきます。

白モン18

白モン17白モン19

見事な藍染のろうけつ染めができました。
白モン7

白モン1
実際に店頭で見ていただけけるとモン族の方々の仕事を時下に見ることができます。
マライカのオンラインショップでも紹介していますので、のぞいてみてください。
元来は藍染だけですが、墨でもろうけつ染めを施していただきました。これはマライカオリジナルですよ!

http://shop.malaika.jp/shopdetail/000000011910/mfas001/page1/recommend/

それでは、今回はこの辺りで
サワディチーオ
どら

金曜日は「伝統衣装を身につける日」

サワディーチャーオ!


こんにちは!チェンマイ駐在員Mです。
5月も終わりに近づいてきています。
日本はそろそろ梅雨の季節ですね!


さて、今日は「伝統衣装を身につける日」について、ご紹介したいと思います。


とある金曜日、チェンマイ市内を移動中に
こんな光景が…

 

IMG_2172


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学生さんが伝統衣装の「シン」を履いています!
タイらしい景色に感動!


(タイなんですけど…ね汗)

 

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学校によってシンの色が違うみたいです。ピンク、赤、緑など。
いつもよりずっと大人っぽく見えるのは気のせいでしょうか?


シンマジックだぁ~!
(↑身長151cmのMは、大人っぽさに憧れ、こういったものに敏感ですw)


工場のスタッフさんに、聞いてみたところ
毎週金曜日は伝統を守るという意味から、学生さんはこのような伝統衣装を着るんだとか。
政府がタイ北部の地域に推奨していることだそうです。
男性は「モーホム」というシャツを身につけています。


金曜日は学生だけでなく、町中でもあちこちで伝統衣装を着ている方を見ます。
「伝統衣装」というと堅苦しく、特別な機会に着る物という感じますが、
チェンマイではまだまだ現役です!!
そんな土地柄の魅力に、ひきこまれていくのでした。。。



そして、現役なのはタイ北部だけではありません!!
全国のマライカでも「現役」です!


素敵な巻きスカートが入荷していますよ~!


イサンイカットコンビタイスカート

 

online isan skirt1



online isan skirt 2

 

これからの季節、取り入れやすいインディゴカラーの巻きスカートです!
柄もいくつかありますので、詳しくはショップへお問い合わせください。


少し短い丈のトップスを合わせれば、タイスタイルの完成です^^/
皆さんもぜひお試しください~!



それでは~♪

 

สวัสดีเจ้า(^人^)サワディーチャーオ


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美しい竹林の家

サワディーチャーオ (^o^)/

チェンマイ駐在 Fuです。

日本はもう梅雨の時期ですかね〜?

チェンマイも雨期が始まっています。1㎞?500m 違うと天気が違います。

先日もチェンマイの街中に用があり、愛車の原チャリで向かっていたら、自分の居たところは晴れていたのですが、目的地は暗雲の空!!! 稲光もしています!!!!どこで雨具を着用しようかと悩みながら突進!!前方からはビショ濡れのバイカーたちが!!

ぎりぎりまで粘っていたら、目的地に着きました。(笑)辺りは水たまりが出来ていて、路面に出されていたものはしまい込まれ、かなり大降りだった模様です!!! セーフでした。

これが 9月まで続くのですね。雨が降ると涼しくなるので良いですが、移動が命がけです。

あれ? 雨の話じゃなくて、今回は“美しい竹林の家”のお話です。

タイ語で バーン・ライ・パイ・ガーム。ジョムトムの手織り工房です。

ジョムトムの織物が有名になったのもここが有るからと言っても過言ではない場所です。セーンダー・バンシットさんが育んだ織物の工房です。利益よりも良い物を手紡ぎ手織り、草木染めにこだわり、近所の主婦達を集めて織物を続け、今では大変有名になりました。手織り等に興味の有る方でしたら、ご存知な方も多いのではないでしょうか。

今回その工房に行って来ました。そこはチェンマイの街中から南に70㎞くらい。何となく方向はわかるので、原チャリで行こうかな〜と思っていたのですが、遠いよ〜!! この時期、雨が降るぞー!!! と皆に反対されたので今回は乗り合いタクシーで行く事にしました。

チェンマイではトゥクトゥクよりも『ソンテウ』という乗り合いタクシーが主に利用されています。

赤いソンテウはチェンマイの街中。ブルーのソンテウはランプーン・ランパーン方面。白のソンテウはサンカンペーン方面。緑のソンテウは北側だったかな? 今回のジョムトム方面は黄色のソンテウです。

赤以外のソンテウに乗るのは初めてです。(ワクワク)

ソンテウ乗り場で黄色いソンテウを待っていたら、ピカピカのソンテウが一台来ました〜!!!片言のタイ語で『自分 ジョムトムに 行きたいッス』といったら『行かないよ』と。二台目の少し古びたソンテウが来たので、必死に『ジョムトム ジョムトム ジョムトムー!!!!!』と言ったら『行くよ。乗って!!!』と。

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ジョムトムまで70㎞だから、多分1時間〜1時間30分くらいだろうとアタリを付けて乗り込みました。途中行商の方が乗って来たり、宅配便の様な役目もしたり、ソンテウって凄い!!!

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一時間が過ぎもうすぐジョムトムのはず。辺りを見回したら道先案内が出ていたが、どうみてもChom thongとしかでてこない。あれ? Jhomthong じゃなかったっけ? 目をギンギンにしながら案内を見ていても Chom thong  あと 9㎞と………。(Jhomthong じゃなくて Chom thong が正式だという事をその時 はじめて知りました。もしかしてマライカの表示に J で始まっている案内があるかもしれませんが本来は C でした。ごめんなさい。)

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ジョムトムに着いたらしい。

 

そして念願の“バーン・ライ・パイ・ガーム”に着きました。

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名の通り本当に美しい竹林のアーチの奥に工房がありました。(嵯峨野みたいだな〜)

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建物は高床式になっていて、一階で機織りや糸紡ぎを今でもされていました

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(二階の住居部分は博物館になっていましたが、撮影禁止のため写真はありません。)細い手紡ぎ糸で繊細に織られています。ショールを織っているようです。

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今は黒檀染めの注文が有るらしいので、黒檀染めの準備をしていました。

黒檀の実です。

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鍋に掛かっているのは染める前の生糸です。

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煮洗いして汚れを取り除き染めが綺麗に入るようにします。

黒檀は年に1度しか収穫時期がなく、水に1年位付け醗酵させて使用します。奥に水に漬かった黒檀の実が沢山ありました。染める時に黒檀を潰しココナッツやバナナの幹を燃やした灰をまぜ布で漉して染液にします。最初は青緑ぽいのですが、しばらく袋にいれて取り出すと灰色になります。何度か染めると焦げ茶になります。この濃淡で灰色、焦げ茶色と分けています。(マライカの黒檀製品にも説明書きが付いています。是非お手に取ってご覧になって下さいね)

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↑これは紡ぐ前のコットンのワタの状態。生成りのコットンと茶色のコットン。共に天然の色です。

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工房の東側はピン川が流れていて、のんびりと時間が流れていました。

 

 

《※マライカでは以前よりジョムトムの製品を扱っていましたが、一時 ジョムトム離れの時期がありました。今一度手で紡がれる暖かみのある製品を見直しジョムトムのアイテムを継続しています。》

今回はバーン・ライ・パイ・ガームをご紹介しましたが、次回は実際のマライカ製品を染めているところをご紹介しますね!!!お楽しみに〜。

 

日が暮れる前にチェンマイに戻らないと〜!!!!!!

その場に居合わせた方に聞いたら、「えっっっっ!マジでソンテウで来たの?バスの方が早いよ」とバスを案内してくれました。

「来た来た来た!!!!!早く乗って!!!!」

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扇風機が沢山付いている!!!風が緩くて心地良く、小学生の頃のプールの後のバスの中を思い出しました。ウトウトしていたら女性の車掌さんが缶カラをジャラジャラさせながら何処まで?(と言ったに違いない)「チェンマイ チェンマイ チェンマイ!!!」と言ったら40 バーツといわれました。120円位(安い!!!)

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ナイスな切符と2バーツのお釣り。

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どうも皆ブザーを鳴らして降りている。ブザーは何処だ!!!!何となくチェンマイに近づいた気がする。あっ!!!ここ ここ!!!降ろして〜!!!! 非常用ブザーだったらどうしようと思ったが、とっさにブザーらしき物を押したら皆と同じ音だった。ただ 既に遅し。一つ先で降ろされました。

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バスの後ろ姿しか撮れなかったです。長距離バスはよく見るのですがチェンマイに路線バスがあったとは!これも初めて知りました。

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“はじめてのおつかい”の巻 でした。しょげないでよBaby〜♪

ここまでつき合って読んで下さってありがとうございます。

まだまだ奥深いチェンマイです。

ではでは また サワディーチャーオ *(^o^)/ *