美しい竹林の家

サワディーチャーオ (^o^)/

チェンマイ駐在 Fuです。

日本はもう梅雨の時期ですかね〜?

チェンマイも雨期が始まっています。1㎞?500m 違うと天気が違います。

先日もチェンマイの街中に用があり、愛車の原チャリで向かっていたら、自分の居たところは晴れていたのですが、目的地は暗雲の空!!! 稲光もしています!!!!どこで雨具を着用しようかと悩みながら突進!!前方からはビショ濡れのバイカーたちが!!

ぎりぎりまで粘っていたら、目的地に着きました。(笑)辺りは水たまりが出来ていて、路面に出されていたものはしまい込まれ、かなり大降りだった模様です!!! セーフでした。

これが 9月まで続くのですね。雨が降ると涼しくなるので良いですが、移動が命がけです。

あれ? 雨の話じゃなくて、今回は“美しい竹林の家”のお話です。

タイ語で バーン・ライ・パイ・ガーム。ジョムトムの手織り工房です。

ジョムトムの織物が有名になったのもここが有るからと言っても過言ではない場所です。セーンダー・バンシットさんが育んだ織物の工房です。利益よりも良い物を手紡ぎ手織り、草木染めにこだわり、近所の主婦達を集めて織物を続け、今では大変有名になりました。手織り等に興味の有る方でしたら、ご存知な方も多いのではないでしょうか。

今回その工房に行って来ました。そこはチェンマイの街中から南に70㎞くらい。何となく方向はわかるので、原チャリで行こうかな〜と思っていたのですが、遠いよ〜!! この時期、雨が降るぞー!!! と皆に反対されたので今回は乗り合いタクシーで行く事にしました。

チェンマイではトゥクトゥクよりも『ソンテウ』という乗り合いタクシーが主に利用されています。

赤いソンテウはチェンマイの街中。ブルーのソンテウはランプーン・ランパーン方面。白のソンテウはサンカンペーン方面。緑のソンテウは北側だったかな? 今回のジョムトム方面は黄色のソンテウです。

赤以外のソンテウに乗るのは初めてです。(ワクワク)

ソンテウ乗り場で黄色いソンテウを待っていたら、ピカピカのソンテウが一台来ました〜!!!片言のタイ語で『自分 ジョムトムに 行きたいッス』といったら『行かないよ』と。二台目の少し古びたソンテウが来たので、必死に『ジョムトム ジョムトム ジョムトムー!!!!!』と言ったら『行くよ。乗って!!!』と。

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ジョムトムまで70㎞だから、多分1時間〜1時間30分くらいだろうとアタリを付けて乗り込みました。途中行商の方が乗って来たり、宅配便の様な役目もしたり、ソンテウって凄い!!!

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一時間が過ぎもうすぐジョムトムのはず。辺りを見回したら道先案内が出ていたが、どうみてもChom thongとしかでてこない。あれ? Jhomthong じゃなかったっけ? 目をギンギンにしながら案内を見ていても Chom thong  あと 9㎞と………。(Jhomthong じゃなくて Chom thong が正式だという事をその時 はじめて知りました。もしかしてマライカの表示に J で始まっている案内があるかもしれませんが本来は C でした。ごめんなさい。)

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ジョムトムに着いたらしい。

 

そして念願の“バーン・ライ・パイ・ガーム”に着きました。

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名の通り本当に美しい竹林のアーチの奥に工房がありました。(嵯峨野みたいだな〜)

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建物は高床式になっていて、一階で機織りや糸紡ぎを今でもされていました

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(二階の住居部分は博物館になっていましたが、撮影禁止のため写真はありません。)細い手紡ぎ糸で繊細に織られています。ショールを織っているようです。

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今は黒檀染めの注文が有るらしいので、黒檀染めの準備をしていました。

黒檀の実です。

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鍋に掛かっているのは染める前の生糸です。

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煮洗いして汚れを取り除き染めが綺麗に入るようにします。

黒檀は年に1度しか収穫時期がなく、水に1年位付け醗酵させて使用します。奥に水に漬かった黒檀の実が沢山ありました。染める時に黒檀を潰しココナッツやバナナの幹を燃やした灰をまぜ布で漉して染液にします。最初は青緑ぽいのですが、しばらく袋にいれて取り出すと灰色になります。何度か染めると焦げ茶になります。この濃淡で灰色、焦げ茶色と分けています。(マライカの黒檀製品にも説明書きが付いています。是非お手に取ってご覧になって下さいね)

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↑これは紡ぐ前のコットンのワタの状態。生成りのコットンと茶色のコットン。共に天然の色です。

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工房の東側はピン川が流れていて、のんびりと時間が流れていました。

 

 

《※マライカでは以前よりジョムトムの製品を扱っていましたが、一時 ジョムトム離れの時期がありました。今一度手で紡がれる暖かみのある製品を見直しジョムトムのアイテムを継続しています。》

今回はバーン・ライ・パイ・ガームをご紹介しましたが、次回は実際のマライカ製品を染めているところをご紹介しますね!!!お楽しみに〜。

 

日が暮れる前にチェンマイに戻らないと〜!!!!!!

その場に居合わせた方に聞いたら、「えっっっっ!マジでソンテウで来たの?バスの方が早いよ」とバスを案内してくれました。

「来た来た来た!!!!!早く乗って!!!!」

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扇風機が沢山付いている!!!風が緩くて心地良く、小学生の頃のプールの後のバスの中を思い出しました。ウトウトしていたら女性の車掌さんが缶カラをジャラジャラさせながら何処まで?(と言ったに違いない)「チェンマイ チェンマイ チェンマイ!!!」と言ったら40 バーツといわれました。120円位(安い!!!)

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ナイスな切符と2バーツのお釣り。

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どうも皆ブザーを鳴らして降りている。ブザーは何処だ!!!!何となくチェンマイに近づいた気がする。あっ!!!ここ ここ!!!降ろして〜!!!! 非常用ブザーだったらどうしようと思ったが、とっさにブザーらしき物を押したら皆と同じ音だった。ただ 既に遅し。一つ先で降ろされました。

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バスの後ろ姿しか撮れなかったです。長距離バスはよく見るのですがチェンマイに路線バスがあったとは!これも初めて知りました。

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“はじめてのおつかい”の巻 でした。しょげないでよBaby〜♪

ここまでつき合って読んで下さってありがとうございます。

まだまだ奥深いチェンマイです。

ではでは また サワディーチャーオ *(^o^)/ *

 

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